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zoom RSS 塩ビ管スピーカー「ヴィーナス」自作

<<   作成日時 : 2007/09/30 20:20   >>

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■ヴィーナス誕生■
新しい塩ビ管スピーカーを制作しました。集まれ塩ビ管スピーカーにも投稿していますのでそちらもご覧ください。
名前は「ヴィーナス(Venus)」としました。これまでタイタン、ジュピターときましたので、この勢いで名付けてしまいました。
金星の英訳でもありますし、美の象徴としての意味合いもあります。外観と塗装も何となく貴婦人風に見えますでしょう?


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■構造はDBH方式■
方式はおなじみのDBH(ダブルバスレフホーン)です。バスレフホーンの出口はコンクリートで固めています。
首から下の胴体部分はジュピターと同じです。VU150を使用しています。
ヘッド部分はVU150のT字管で一方向のみが口径がVU100対応になっているものを使用しています。


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■ユニットは16センチ+ツィータ■
ユニットはカーオーディオメーカーのBM−BOSCHMANNのAL−160SEで、16センチウーハとツィータおよびネットワークがセットになっているものです。このツィータは56kHzまで再生可能です。
最近SACDを導入したので超高域を再生するツィータが必要だったこともこのユニットを選んだ理由です。
ヘッド部の構造つまりユニットの取り付け方式はいつもの通りコーンやユニットの振動が筺体に伝わらない方式です。


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■クラシックを朗々と鳴らしたい■
なぜヴィーナスを制作したのかといいますと、クラシックを朗々と鳴らしたかったからです。
前作のジュピターは改良を経てかなり完成度が高くなったと思っております。これはこれで非常に気に入っております。ジュピターはジャズボーカルが繊細で艶やかですし、ジャズバンドの楽器も情報量が多く、音の立ち上がりも非常にスピード感があります。
ただ大編成のオーケストラがやや苦手でした。ピアニシモからフォテシモまでのダイナミックレンジが少し狭いように感じていました。
例えていうなら、広いコンサートホールの2階席の一番奥から聞いているような感じです。
ボリュームを上げていってもこの感覚はあまり改善されませんでした。
以前、suisyuさんから「8センチ口径でオーケストラは無理でしょう」と言われていました。それでもジュピターで何とかしようと頑張ってきましたが、やはり限界がありました。ダイナミックさと繊細さの両立は難しいんだなとつくずく感じました。
そこで16センチ口径でやってみようということにした訳です。
ユニットのメーカーであるBMーBOSCHMANNは私の好きなブランドで、旧作のハマーでもコアキシャルユニットを使用しましたし、タイタンやジュピターのツィータもこのメーカーのものを使いました。
値段が手頃な上に、なかなか良い音で鳴ってくれます。
カーオーディオ用とはいえ侮れない存在です。


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■自然に音楽にのめり込んでいける快感■
さて組立が終わり、塗装前にとりあえず音出しをしてみました。塗装までした後で音を聞いてみて失敗作となれば疲れが倍増するのでいつもこのようにしています。
音楽が流れ出してきて数分後には「これはいける!」と直感しました。これはじっくり聞いてみる価値があると思い、人里離れた山小屋に持ち込むことにしました。
一泊二日でCDを20枚ほど聞き込みました。特にクラシックは大音量でこのヴィーナスの限界に挑戦しました。
最初は分析的な態度で試聴に臨んだのですが、試聴を始めて早い段階でそのような態度は影を潜め、音楽そのものにのめり込んでいく状態になりました。
やっと大編成オーケストラを自然な状態で聴くことのできるスピーカーを作ることができました。
分析的な言葉で言い表そうとすればできないことはないのですが、高音がどうとか低音がどうとかを超越して音楽に没頭してしまいました。


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■16センチで見えてきた新しい地平■
今から考えると恥ずかしくて赤面してしまいますが、シュトラウスのこうもり序曲では、なんと自然に手が動いてタクトを振りながら聞いていたのです。この臨場感!この感動!こういうオーディオを待っていたのだ!と思い、感慨無量でした。
やはり8センチ一発では越えられない壁は存在し、16センチで新たな地平を見ることができました。
旧作ハマーは16センチでしたし、これまで発表してこなかった試作品では6種類くらいの16センチユニットを試してきました。しかしどれも満足のいく音ではありませんでした。低音などは8センチの方が逆に豊かに鳴る場合さえありました。中域の繊細さも8センチにかなわないものが多かったと記憶しています。その当時は、やはり16センチでは無理なのかとあきらめ、8センチを追求していったのです。それがタイタンやジュピターにつながっていきました。
今から思うと、16センチのユニットのせいばかりでなく、胴体部分の設計が未熟であったことも原因だったと思います。
トライアンドエラーで改良を重ねたジュピターの胴体があったればこそ、ヴィーナスが完成したのだと思います。
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ダイナミックさと繊細さが両立したからでしょうか、やっとコンサートホールの1階中央席に座ることができた感じです。
かなりおおげさな表現になってしまいましたが、自己満足、自己陶酔の部分が多いので、お許しください。耳の肥えた方が聴けば「なーんだ、この程度か」と思われるかもしれません。自作オーディオってこの自己満足できるところがいいんですよね。
一方、ボーカルなどはジュピターの音も捨てがたく、ヴィーナスが取って代わるというのではなく、ソースによって使い分けていきたいと思っています。何せ胴体は共通ですのでヘッド部だけを載せ替えれば変身完了です(*^_^*)。
これから更にじっくりとヴィーナスを聴き込んでいきたいと思います。

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地蔵さんの「ヴィーナス(Venus)」をUPしました。
皆さんお待ちかね、地蔵さんの新作の登場です! 今度は16pのユニット搭載です!! ...続きを見る
集まれ塩ビ管スピーカー
2007/10/02 12:21

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
ついに16センチ、2WAY。
おっしゃるとおり8センチや10センチのクラシックでは、2階席で聴いているようで、オーケストラが小さくまとまってしまいます。小口径、フルレンジの点音源、Yoshii9では、セッティングで音場は広げられるのでしょうが、音が神経質に聞こえてしまうと言うのが私の感想です。その点口径を大きくしてゆくと、私どものバッフル面最小方式のスピーカーでは、いろんな面でのゆったり感がでてきます。
聴くジャンルによって2〜3セットのシステムが欲しいという贅沢なことになって来るのでしょうね。
suisyu
2007/10/02 19:47
suisyuさんの言葉が身にしみました。
やはり大編成オーケストラは8センチでは厳しいですね。大量の空気を振動させるためには小口径ですとどうしても振幅を大きくしなければなりませんが、これには限界がありますし、小さなコーン紙でこれを実現するとなると酷ですね。
16センチですと不思議なことに音に余裕が出てきます。無理して、低音を振り絞っているという頑張り感がないんです。自然にゆったり出している感じです。
これがクラシックには向いているようです。
>聴くジャンルによって2〜3セットの
>システムが欲しいという贅沢なことに
>なって来るのでしょうね。
おっしゃるとおりだと思います。
8センチには8センチの得意分野がありますので、それぞれ活躍する場があると思います。
地蔵
2007/10/03 00:35
2階席で聴くオーケストラですか。。。
私も、今のダブルバスレフ方式をそのまま踏襲しつつ、パイプにボイド管の200mmを使って16cmにチャレンジしたいと考え始めています。
ツイータとネットワークが必要となると、ちょっと敷居が高いのですが。。
モーレア
2007/10/04 22:09
モーレアさん
16センチ、いいですよ。
でも選んだユニットがたまたまエンクロージャーと相性が良かったのかもしれません。
こればっかりは組み付けて聴いてみるまでは分からないのがつらいところです。
このビーナスで、これまでのCD、SACDを全て聴きなおしてみているのですが、同じCDとは思えないくらい印象が違います。不思議です。
オフ会で聴いていただきたいCDが多すぎて、選曲に迷っています。
>ツイータとネットワークが必要となると、
>ちょっと敷居が高いのですが。。
→私のように安直にセットになったものを試されてはいかがでしょうか。カーオーディオでは今、背パーレートSPが人気ですので、比較的容易に入手できると思います。
地蔵
2007/10/04 22:17
上記文章「背パレート」ではなく「セパレート」の間違いです。すみません。
地蔵
2007/10/04 22:19

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