「シンプル・きのこ」「シンプル・ボッシュマン」塩ビ管スピーカー制作

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■シンプル・きのこ制作
前回の「シンプル・ワン」は2009年春の関西オフ会に出品し、皆様から好意的なご評価をいただき、大変うれしかったです。
さて近日開催される秋の関西オフ会に向けて、どうしようかと思案した挙句、ユニットを変更することにしました。
理由はズバリ「オリジナル新作」を作る余裕がなかったからです。
というか正直言ってアイデアの枯渇ですね。<(_ _)>
まあこういうことも体験しておこうかなということで、旧作「シンプル・ワン」で使っていたTangBandのチタンユニット「W3-1231SH」を外し、以前アキバで購入しておいたTangBandの8センチフルレンジユニット「W3-517SB」に付け替えました。
関係者の皆様、非常に安直で申し訳ありません。
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このユニットは写真を見てお分かりの通り中央にきのこが生えています。
!!!???違う違う!・・・、中央に木製のフェージングプラグが組み込まれています。これがちょうど「きのこ」が生えているように見えるので、巷(ちまた)ではこのユニットのことを「台湾キノコ」とも呼んでいるようです。
また世間では安価なわりにそこそこ音が良いということで一定の評価を得ているようです。
さて付け替えた後、さっそく試聴です。
おっ!なかなかいい音が出ています。
中高域がしっかりしていて分解能も非常に高いです。
メリハリのあるカッチリとした音です。低音も充分に出ています。
これはW3-1231SHよりも私の好みかも。と思いつつ2-3日、集中的に聴き込みました。
すると若干欠点も見えてきました。中高音がきつく感じるようになってきたのです。
最初はそれが音の粒立ちやキレにつながっていたのですが、聞き込むうちにだんだんと聴き疲れするようになってきました。
やはり自分の好みとしては、分解能や粒立ちを大事にしながらも聴き疲れしないゆったりした音ですので、ちょっとこのシンプルきのこ君は厳しいです。
しかし、これは好みの問題でもあり、別の側面ではなかなか程度の良い音だと思いますので、オフ会の皆さんに一度聴いていただき、ご評価をいただこうと思っています。



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■シンプル・ボッシュマン制作
シンプル・きのこ君に今ひとつ満足できませんでしたので、別のユニットに付け替えることにしました。
やはり最後は頼りになるボッシュマンの登場です。
これまでのブログを読んでいただいている方ならお分かりの通り、私はボッシュマンを多用しております。
安価、かつハイレベル、そして私の好みの音! これを試してみない手はありません。
ユニットはベガ、アルタイル、ギャラクシーでも使用した10センチコアキシャルのBM-BOSCHMANN「B-483S」です。
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このユニットは現在は中古でしか売っていませんが、ほんとにいい音がするんです。
しかも思いっきり安い!(^_^)v
さて、組み付けて試聴です。
やっぱり、いいなあーー、ボッシュマン! 君はなんて素敵なんだ。
いつも苦境に陥った私を助けてくれる。
耳に馴染んだ音といいますか、やさしい音といいますか。
低音はしっかり出つつ、中高音は分解能を伴いながらも艶やかで聴き疲れしない音です。期待を裏切りません。
これなら旧作のシンプルワンに使ったW3-1231SHよりも私の好みに近い音です。
W3-1231SHに比べ中高域が明瞭に出ます。
かといってきつい音ではありません。
このあたりの微妙な違いが好みの差になってくると思います。

今回の秋のオフ会は「シンプル・きのこ」と「シンプル・ボッシュマン」の2台を持っていって、皆さんに聴き比べしていただこうと思います。

■測定結果
私は自分の耳で聴いた音で判断することを重視しています。
測定はしますが、あくまでも参考程度です。
例えば今回のように同じ筐体でユニットだけを替えたときにどのような差が出るのかとか、低域はどこまで出ているか、耳障りな音が出ている場合はどのピークが影響しているのか・・・などを知るために測定しています。
さて今回、3種類のユニットを同じ筐体で試したのですが、結果は下記のとおりです。

<シンプル・ワン>
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ユニットはTangBand「W3-1231SH」8センチ フルレンジです。
なかなかいい周波数特性をしています。
低域が出すぎかなとも感じますが、これは多分に部屋の特性もありますので、大きな部屋に持っていけばフラット気味になると思います。
中域は6KHzあたりまでフラットで、きれいなグラフになっています。
フルレンジですのでさすがに7KHzあたりからは一段落ちていますが、13KHzあたりまで踏ん張っています。
自分の耳で聴いて感じたイメージと、グラフがほぼ一致していました。低域がふくよか、中域はフラット、高域はやや不足気味なるもバランスのとれた音といったところでしょうか。


<シンプル・きのこ>
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ユニットはTangBand「W3-517SB」8センチフルレンジです。
低域はシンプルワンとほぼ同じといってよいでしょう。
ただ中高域に関しては、シンプルワンに比べ3KHzから9KHzまでのレベルが高く出ています。
このあたりが聴き疲れする原因になっているのかもしれません。


<シンプル・ボッシュマン>
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ユニットはBM-BOSCHMANN「B-483S」10センチコアキシャルです。
低域は30Hzから50Hzにかけてシンプルワンに比べて負けていますが、逆に80Hzから150Hzにかけては上回っています。
ただ300Hzから800Hzにかけて落ち込んでいるのが気になります。
ツイータが付いているだけあって6KHzから11KHzにかけてはシンプルワンを上回っており、フラットに近い特性を見せています。
シンプルきのこと比較した場合、きのこは4KHzから5KHzが山になっており、この部分がフラットなボッシュマンとの特性の違いが出ています。やはりきのこは中域がきつく出るようです。
ボッシュマンは中域の谷が若干気になるものの、あとはバランスのとれた特性だと思います。

オフ会で皆さんの感想を聞くのが楽しみです。

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この記事へのコメント

suisyu
2009年11月04日 22:49
画像と測定値ありがとうございます。
さあこれがどんな風な音なのか、実際にオフ会では聴けるのです。
「聴いて何ぼ」のスピーカー、オフ会は一般の方もお茶を飲みながら自由に聴けるので、皆様もぜひお越しください。
地蔵
2009年11月05日 22:23
suisyuさん
コメントありがとうございます。
オフ会は楽しいですね。
今回は東京からなーおさんも参加してくれるとのことでなおさらうれしいです。
当日はよろしくお願いします。